借入先の比較と検討

住宅ローンを「どこで借りる」というお話です。

たくさんある住宅ローンの中から、最終的に1つ借入先を決めなくてはいけません。
もちろん、住宅業者さんの提案やお勤め先の関係などで借入先が決まる方も多いと思いますが、ここではご自身で住宅ローンを選ぶ必要のある方への内容を記載していきます。

 

 

1 住宅ローン選びの大前提

地域によって使える住宅ローンは違う

自分にぴったりの住宅ローンを見つけても、住む地域で利用できなければどうしようもありません。
特に地方銀行などの地域金融機関では営業エリアが限られます。住宅ローンを探す時にはまず、住む地域が営業エリアとなる銀行で探しましょう。

 

借入基準を満たしている住宅ローンを探す

商品の比較をする前に、パンフレットや商品概要説明書などにある「ご利用いただける方」「お使い道」「借入金額」といった項目を確認しましょう。

住宅ローンは商品によって「借入できる方」の基準が違います。年齢や年収など、基準に合う中から探しましょう。

また所要資金のうち、どのくらいの割合を借入できるのかも、ご自身のプランに合うものを見つけましょう。自己資金があまり用意できない場合、例えば「所要資金の80%まで借入可能」のローンでは、お金が足りなくなってしまいます。

2 住宅ローンの比較項目

住宅ローンの商品を比較する時には「金利・手数料・保証料」の3点で確認されるのがいいと思います。抵当権設定費用や印紙代は、一般的にそれほど変わりません。

銀行のシミュレーションを、窓口やインターネットで利用すれば、手数料や保証料の概算が分かることも多いですし、パンフレットや商品概要説明書などに目安が記載されていますので、ご自身で計算することも可能です。

※連帯債務者がある場合には、上記3点に加え「団信の加入形態」も確認されておくと良いでしょう。

金利

ローン最終回までの利息を正しく比較できるのは、最終回まで金利が確定している「固定金利型」だけです。民間金融機関の住宅ローンだけでなく、フラット35も比較検討できます。

変動金利や固定金利期間選択型では、借入時の金利は正しく比較できますが、将来の金利変更後については曖昧な比較にならざるを得ません。

 実際の借入利率は、融資日時点の金利が適用される住宅ローンが一般的ですので、検討していた金利と、実際の借入利率が異なる場合があります。

 

手数料

手数料は金額がはっきり書いてあり比較しやすい項目です。

基本的には借入時の手数料を比較すれば良いですが、借入後に何回も「繰り上げ返済」する予定がある場合、繰上返済手数料も比較しておきましょう。

 借入時の手数料は、提携ローンや一定の条件を満たす場合に安くなったりするケースもあります。

 

保証料

保証料は、パンフレットや商品概要説明書などに目安が記載されていることが多いので、これもご自身で比較できます。

 住宅ローンによっては、保証料後払いとか、金利上乗せできるタイプもあります。その場合には、前払い保証料にした金額を目安にして比較してみましょう。

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